1基本対応 2資料(文章に関する資料など)
# 1
https://www.zmhwc.jp/pdf/campaign/support01.ppt
## 傾いた人の心理と行動
・無力感、絶望感にとらわれていて、孤立無援感に陥りやすい。
・自分自身に対する自信を失いがちで、自分には価値がないと思いが
ちである。
・考え方や物事の見方に柔軟性を欠いていて、抱えている問題を合理
的に解決することができない。
・自殺によって、「終わらせること」、あるいは困難から「抜け出
す」ことが唯一の解決方法だと思い込んでしまう
(「死にたい」ではなく、「終わらせたい」、「抜け出したい」)。
・自殺を考える一方で、「生きたい」という願望が同時に存在し、
誰かに助けを求めている。
・自殺を考えていることを誰かに気づいてもらいたい、助けてもらい
たいという思いを、態度やことば、仕草などで伝えている。
・自殺に傾く過程で、多くの人が精神疾患を発症している。
・精神不安定や不快な気持ち、不安を取り除くためにアルコールや
薬物を過量に使用し、冷静な判断を欠いている状態で自殺が企図
されたり、結果として自殺に到ることが少なくない。
・ その人の衝動的な傾向や自身に対する攻撃性が、自殺企図を後押
しすることがある。
## 危険因子
・ 「死ぬことができるなら」、「死んでしまいたい」:希死念慮)
・過去に自傷
・過去に自殺未遂
・最近、親しい人を失った(死別、離別、別居、離婚、失恋など)
・最近、仕事を失った。
・最近、経済的に破綻をした。
・相談相手や助けてくれる人がなく、孤立をしている。
・自殺手段を手に入れやすい環境
・自殺に関する情報にさらされる
・報道機関による過剰な自殺報道、自殺手段が詳しく紹介されるなど
・精神疾患
・進行性の病気、慢性疾患、慢性の疼痛
・自らの健康状態を省みない行動
・違法薬物の摂取、アルコールの過剰摂取、危険行為、治療不遵守など
## 対応の基本
- 相手の状況をいったん受け止め、相手の気持ちや立場に立って共に問題解決を考える(受容と共感)
- まず、相手の話すところにじっくりと耳を傾ける。良し悪しの判断をせずに虚心に話 を聴く(傾聴)
- 自らを傷つけるような行動を責めない
- いかなる状況や相談でも、真剣に捉える
- 安易な励ましや安請け合いはしない
- 説明や提案は明確に行う
- 行動を促す場合や何らかの紹介を行う場合は、具体的・実際的で相手にとって役に立つものでなければならない。
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- 傾聴に努め、まず状況を把握する。
- 問題となっていることがらを整理する。大抵の場合、問題は複合的な場合が多い。
- 自殺の生じる危険性のアセスメント (評価)をする
- いま死にたい気持ちがどうなのか、身近にキーパーソン ...
- 自殺を防いできた要因を見定め、強 化
- 自殺をしてしまうこと以外の解決法があることを伝え、その方法を話し合う。
- キーパーソンを見定め、ともに支援にあたることを要請する。
- ケアと社会資源の導入を検討する。
- 自殺をしない約束を交わす。
## してはいけない対応
1)単に「死んではいけない」といった教えを説くような対応や、自傷・自殺企図行為をとがめること
2)問題となっていることが大した問題ではないとしたり、無視したりすること
3)「死ぬ気があれば何でもできる」、「弱音を吐くな」といった、実態を無視した、あるいは的外れな励ましをすること
4)感情的になったり大げさに振る舞うこと
5)たらいまわしの危険をはらむような対応や情報提供を行うこと
6)相談者の生命の危険性を度外視して、ただ秘密は守ると約束すること
# 2
日本版Buss-Perry攻撃性質問紙 (BAQ) の作成と妥当性, 信頼性の検討
希死念慮者へのメッセージにみる,自殺予防に対する医師の説明モデル
自殺は常に予防されるべきではなく、場合によってむしろ幇助されるべきか—希死念慮の合理性と安楽死の是非をめぐる論争から—
日本の大学生におけるうつのしろうと理論 : テキストマイニングによる形態素分析とKJ法による内容分析 「うつ」という概念について非専門家がどう捉えているか